【焼きぶた】
櫻井 登之(京料理さくらい)
材料
- 豚肩ロース 1つ
- 塩 ブタの重量の1.5%程度
- ○赤ワイン 900cc あるいは清酒 同量
- ○濃い口醤油 300cc
- ○みりん 300cc
- ○黒砂糖 150グラム あるいは白砂糖同量
- 薄切り生姜 50グラム
- 柑橘輪切り 適量 みかんなどなんでもOKです
- 煮卵用 ゆで卵5個
- あしらいとして、湯がいた豆 適宜
作り方
- 豚肩ロース肉に塩を振ります 豚の目方の約1.5%ほどしっかり使用します。塩辛くならないだろうかと案じられるかも・・・ですが、ブタ肉の滋味が引き出せます。
- 1時間ほど常温で塩をなじませ、水分をペーパータオルで拭き取った後に、脂の面からフライパンで焼きます。
- しっかり焼き付けることで香ばしさを引き出したのち、予めお鍋で火にかけ混ぜておいた○の調味液に、薄切り生姜と柑橘輪切りとともに、つけ込みます。
もしホーロー製の鍋があればゆっくり熱が伝わるので、ベターです。 - 蓋をし、極弱火で5時間ほど放置します。 沸騰前、熱いけど瞬間的に指を入れられる温度が、75度といわれています。この温度を保ってください。
ご家庭に温度計があればはかって下さい。また肉中心部の温度をはかる芯温計があれば確実です。低温調理器があればベストです。 - 冷ましたのち、火がもっとも通りにくい、中心部を思いきって切ってみましょう。もし赤みが残っているようなら、断面をゆっくり焼けば照り焼き風になります。
あせらず「失敗した!」とクヨクヨしない事が、たのしいおうちごはんにつながると思います。
再加熱すれば、問題ありません。発想の転換で、良い加減に仕上げてください。
(煮卵)
- 別鍋で調味液にゆで卵を入れて、調理用ペーパーなどで落とし蓋をし、沸騰させ冷まします。
タレ(調味液)の絡みをよくするためには、薄く切るのが良いかと、またタレに浸かった生姜の薄切りも、千切りにして天盛りになさってください
切った焼き豚 煮卵 湯がいた豆を盛り付け、タレをかけ、刻み生姜をのせれば完成です。
テーブルの上にまな板を置いて、ご家族にプレゼンしながら切ってみるのも一興です。