【スペイン”風”じゃない本場スペイン・オムレツ】

卵料理野菜,卵

高野珠美

材料（直径20cmのフライパンで作る分量・所要時間　約1時間）

じゃがいも　2コ
玉ねぎ(中) 1玉
卵　6コ
塩　小さじ1〜1.5(お好みで調整してください)
ピュアオリーブオイル(サラダ油でもOK) 2 カップ
※EVオリーブオイルは香りが強すぎるのでピュアオリーブオイルをご使用ください。

作り方

じゃがいもと玉ねぎは洗わずに濡れ布巾で拭き、皮を剥いて3ミリ程度にスライス
(どうしても洗いたい方は水で汚れを洗い流したあとキッチンペーパーでよくよく水分を拭きとってから処理してください。スライスした後水につけないで下さい)
フライパンに油を注ぎ火にかけ、玉ねぎ、ジャガイモの順に重ねるように並べ、中火にかけ、全体が温まったら弱火にして蓋をする(玉ねぎが下になるようにしてください)
焦がさないように弱火のまま30分〜40分かけてオイルで具材を煮込みます。(この間あまり動かさないようにそっとしておく…かき混ぜると油っぽくなってしまいます。中々色づかないようならラスト5分で火力を中火にして仕上げてください)
③が色よく仕上がったら、クッキングペーパーを敷いたトレイにあげて油を切る。
ボールに卵を割り入れ塩を加えてよく混ぜる、油を切った③のフライパンがよく温まったら卵を流し込む。(この時ジューっていい音がするのがポイント)
⑤の、フライパンにじゃがいもと玉ねぎをバランスよく並べながら戻します。
オムレツの淵を木べらで押し込みながら卵液を下に下に移動させます。
液状の卵がなくなったらフライパンより大きめの平らな蓋をのせてひっくり返し、直ぐに滑らせるようにフライパンに戻します。
フライパンに大きめのお皿を被せてひっくり返して出来上がりです。

このレシピは、私が25年ほど前に中米パナマで暮らしていた際にお世話になったスペインのサラマンカご出身のスペイン語教師フェレイラ先生からの直伝レシピです。
スペインでは大人も子どもも大好きな常備食。
おやつにもなればおつまみにもなります。
バケットにのせればタパス、串にさせばピンチョスとしてもお洒落に大活躍です。
冷めても美味しいので持ち寄りパーティーやお弁当のおかずにもオススメです。

シンプルな材料の割に時間はかかりますが、時間をかけることで変化する素材の味わいや食感をお楽しみ下さい。